携帯キャリア決済現金化は違法です!詐欺罪になるケースと3つの危険性

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
         キャリア決済 現金化 違法

携帯キャリア決済で購入した商品を転売して現金を手に入れる「キャリア決済現金化」。

この資金調達方法、実は違法になる可能性を十分に秘めています

この記事では、「キャリア決済現金化が違法になる」という見解と理由だけでなく、違法性以外の危険性についても解説しましょう。

1:携帯キャリア決済を現金化したら違法になる

キャリア決済を現金化すると違法になるのか

携帯キャリア決済を現金化したら違法になる可能性があります。

当てはまる罪名は「詐欺罪」です。

詐欺罪とは人をだまして不当な利益を得る罪であり、10年以下の懲役が科せられます。

それでは、携帯キャリア決済を現金化するとなぜ「詐欺罪」になる可能性があるのか、詳しく解説していきましょう。

1-1:【前提】携帯キャリアは利用規約で禁じている

前提として、携帯キャリア決済を提供している各キャリア(ドコモやauなど)は、キャリア決済の現金化を利用規約で禁じています

よってキャリア決済の現金化は、携帯キャリアの想定していない使い道だということになりますね。

1-2:詐欺罪に該当する可能性がある

詐欺罪に該当するのは、現金化していないと偽って(嘘をついて)携帯キャリア決済を利用し、現金という不当な利益を得ているからです。

携帯キャリア側は、現金化のような使い方を想定していませんでした。現金化しようとしてるあなたは、既にキャリア決済現金化が利用規約違反だと知っていますよね。

つまり、知ったうえで現金化するのは「携帯キャリアに対する詐欺」と解釈することができます。嘘をついて現金という利益を得ているので、詐欺罪に当てはまる可能性があるのです。

2:キャリア決済現金化で逮捕された人は0人

実は逮捕者は0人

携帯キャリア決済を現金に換える行為は、詐欺罪に当てはまる可能性がありました。

しかし、携帯キャリア決済を現金化したひと全員が詐欺罪に当てはまるわけではありません。

ポイントは3つあります。

  • 利用規約違反だということを知っていた
  • 元来から現金化する目的でキャリア決済を利用した
  • 携帯会社からの訴訟がないと捕まる可能性は低い

特に重要なのは3つ目の「携帯会社からの訴訟が無いと捕まる可能性は低い」という点です。キャリア決済現金化というケースは客観的に見ると「違法ではない」という解釈も十分あります。

よって携帯会社にキャリア決済金額を支払わず、大きな被害を出さない限りは訴えられることもないと考えてよいでしょう。

ここまで、携帯キャリア決済は違法であり「詐欺罪」に当てはまるとお話してきましたが、実際に利用者が逮捕された事例は1つもありません。ただこれは、訴えを起こす携帯会社がいなかったためです。

今後逮捕者が出る可能性もゼロではないため注意してください。

2:違法性以外も重要!キャリア決済3つの危険性

携帯キャリア決済を現金化する場合、気を付けるべきは違法性だけではありません。

前項でもお話しした通り、キャリア決済を現金化することは携帯電話会社の利用規約違反になります。よって次のようなリスクがあることは知っておきましょう。

  • キャリア決済の利用停止
  • 携帯電話契約の解除
  • 支払い不可能になる可能性

全部重要なので詳しく解説していきます。

2-1:キャリア決済の利用停止

まず1つ目の危険性は、キャリア決済が利用停止になる可能性があることです。

キャリア決済というのは、携帯会社が「この人は信用できそうだな。月〇円なら後払いで建て替えても問題なさそう」と設定している決済枠です。

よって、携帯会社から「信用できないな」と思われてしまうと決済枠が0円になり、キャリア決済を利用できなくなるかもしれません。

2-2:携帯電話契約の解除

2つ目の危険性は携帯電話契約の解除です。

キャリア決済は携帯電話契約に付随しているサービスのため、現金化すると携帯電話契約にまで支障をもたらすかもしれません。

簡単に言うと「携帯電話が使えなくなる」ということです。

携帯キャリア決済を現金化することで、携帯電話会社に何かしらの損害を出してしまった場合に起こりうる処罰です。(例:キャリア決済の料金を支払わずにバックレた)

2-3:支払い不可能になる可能性

携帯キャリア決済を現金化する場合、大きく分けて2つの方法を使うことになるでしょう。

  • 携帯決済現金化業者
  • 換金性の高い商品の転売

どちらの方法を利用しても、支払った金額の60%~80%の現金しか入手できません。利用した時点で20%~40%の損が確定しているのです。

このように支払金額と受取金額に大きな差があるキャリア決済現金化は、料金の支払いが困難になるケースがよくあります。

また、キャリア決済の支払いを遅延すると年最大14.5%の利息がつくことも知っておいた方が良いでしょう。

3:携帯キャリア決済現金化の危険を最小限にする方法

携帯キャリア決済の現金化には違法性や危険性などがたくさんありました。

それを聞いてでも「携帯キャリア決済を利用したい」と感じる人もいるのではないでしょうか?その場合、携帯キャリア決済に伴う危険を最小限に抑えると良いでしょう。

そのためには下記のポイントを守ればOKです。

  • 自分でiTunesカードを転売する
  • 高額なiTunesカードを買わない
  • 購入したその日に転売しない
  • 月初めに購入しない
  • Android端末で購入しない
  • 絶対に支払いを遅延しない

詳しくは下記の記事で解説していますので参考にしてみてください。

関連:携帯キャリア決済現金化がバレる心配ゼロ?5つのチェックリスト

まとめ

携帯キャリア決済の現金化は、場合によっては「詐欺罪」に当てはまる可能性がありました。

ただし実際に逮捕された人はこれまでに0人のため、現金化したからといって捕まるわけではありません。

しかし、違法性以外にもキャリア決済には危険性があるため、利用者は必ず確認しておきましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る